12月28日(木) 中国鉄路
日本を出て4日目です。
今日もヨメは朝から授業に出かけていきます。
mamasaruは見送って、ダラダラと部屋で過ごすヒモ生活も3日目になりました。
あまりにも申し訳ないので、部屋の掃除をしてみました。
さっくり終わって、また暇になってしまいました。
中国でゆるい生活を送っていたけど、いよいよハルピン極寒との闘いに向けて出発です。
地下鉄駅近くのイタリア料理のバイキングで腹ごしらえをした後、王府井(Wanfujing)に行くことにしました。
mamasaruの念密に調べられた情報によると、ここから王府井に直接行くバスがないため、少し西にある前門(Qianmen)行きのバスに乗り込みました。
中国のバスは、わけわからないほど路線数があって、車両が新しいor古いとか冷暖房完備とかで値段が変わるようです。
このバスは、ハイグレードな部類で、かなりの距離を乗車したけど、それでも運賃は一人2元(34円)。
同じ距離をタクシーでいくと、相当高くつきます。
乗客も多く、大切な公共機関のようです。
西単(Xidang)で途中下車し、地下鉄に乗って王府井に到着。
地下鉄は
王府井は、繁華街でおみやげ店が多くあります。
見せ物なのか、中世の鎧をまとった人が店の前で行進してました。
でも、すぐ鎧がはずれて、警備員に直してもらってました。
ここで、早くも帰国する時のおみやげとして、お茶を購入。
そして、隣のお茶どころで休憩です。
mamasaruは、烏龍茶ともうひとつのお茶のミックス茶18元(306円)とクリーム入り饅頭の点心9元(153円)。ヨメは柚子茶20元(340円)。どちらのお茶もさっぱりして旨かったです。
北京駅には19時半には到着したかったので、間髪をいれず夕食を食べにいきました。
選んだのは、香港美食城なるお店。
寒かったこともあり、注文したのは、火鍋。
スープは、ヨメが普通、mamasaruが辛いものにしてみました。
厚めの羊肉や凍豆腐、野菜を軽く火を通して、胡麻たれで味わいます。旨い。
もう一品は、エビのマヨネーズ炒め。
78元(1,326円)という、学食数回分の値段にふさわしく、今回の中国旅行の中で一番の絶品!
ビールやお茶を含めて、総額244元(4,148円)。ちょっとした贅沢となってしまいました。
駅に行く前に通りの屋台をちょっと見学。
肉の串焼きなどオーソドックスなものが多いのだけど、やっぱりあった。
バッタやタツノオトシゴみたいなものや何かの幼虫。さすがにダメです。
19時35分。北京駅に到着。中国の人も記念に写真を撮っています。
手荷物をX線検査してもらって、構内に入ることができます。人がものすごいいます。
乗車するのは、Z15列車ハルピン行。
北京20:30発。ハルピンには翌朝7:05着。途中停車駅なしの直達特快です。
ハルピンまでの距離は、1,288キロ。東京から、西は博多を越え熊本、北は札幌を越え旭川とだいだい同じ距離になります。この距離をわずか10時間半で着いてしまうのです。
日本の寝台列車では考えられないスピードです。
中国の列車は、大きく分けて次の4つに分類されます。
硬座:2等車、直角シート。
軟座:1等車、リクライニングシート
硬臥:2等寝台、3段。
軟臥:1等寝台、2段。
当然、値段は硬座が一番安く、軟臥が一番高くなります。
中国の鉄道乗務員はサービスが非常に悪く、鉄道で旅行するときは、パスポートなどの身分証明書が必要ということを聞いていたし、5年前に硬臥に乗ったときも実際にそうでした。
このZ15列車は、すべて軟臥のみという豪華編成ということや、特に勤務態度の良い乗務員を配属していることもあり、乗務員もきびきび働いていたし、一人一人にDVDが見られるテレビもついているし、快適に過ごすことができました。
22時過ぎに、早めの就寝。翌朝はいよいよハルピン到着です。
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